1リットルの涙
この間、日本のドラマを一つ見ていました。
それは「1リットルの涙」と言うドラマでした。
普段のあたしはドラマが全然見ませんでした。
ドラマよりアニメの方が大好きです。
今度は偶然に(ぐうぜんに)インターレートで「1リットルの涙」を見かけたが、すぐ一目惚れになりました。
「1リットルの涙」は、悲しい物語です。
特別の話じゃない、ただ治れない病気になったの少女の話だけです。
まだ咲く前にもう枯(か)れていた花なら蕾(つぼ)の少女の人生だけです。
まず、このドラマの大体の筋を紹介させていただきます。
このドラマは20xx年フジテレビで放送されました。日本の文学作品「1リットルの涙」によって改編された真実な物語です。このドラマは数万人を感動させました。日本の国民への満足度の一番高い作品と呼ばれていました。素朴な方法で、女の子亚也ちゃんの、15歳から25にかけて、病気と戦う人生を描きました。唯一に作り上げた役はいつも女の子を世話していたあのハンサムな少年です。これは、実際の生活の中で、恋愛の味を味わらなかった主人公にの機会かもしれませんね。
主人公の池内亜也は明るい花季の少女です。しかし、15歳の時に、思いがけない災難は来て、亜也は骨髄小脳変性症という病気にかかっていました。この病気で亜也の身体機能を失い、歩くことができなくなり、话すこともできなります。この病気は今までは治るという事例は一つもありません。 そばくたたかゆういつ
自分の症状を確認してから、亜也は悲しくなりました。でも、泣いてから、亜也はたくましく生きることにりました。養護学校へ行って、亜也は一人で积极的に生活していた間に、日記を書く中から自分の人生の意味を見つけました。
クラスメートの遥斗は、黙々と亜也に関心して、それにこの強い女の子が好きになって、最後には彼女のために医学生になりました。でも、亜也は普通の恋人のように遥斗に付き合うことができないとおもいました。それで、徹底に縁を切ることにしました。
5年後、亜也の文章は出版されて、ヒットしました。でも、亜也はゆっくり話すことも日記を書くこともできなくて、文字板だけでゆっくりと交流しなければなりません。
5年後、亜也は25歳で静かにこの世を去った(よをさった)。その10年は、病気と闘争した10年です。女の子の最も美しく最もうれしい10年です。短いながらも、きれいです。この十年に、亜也は日記で、生活の美しさと命の大切さを記録していました。
その後、亚也ちゃんの日记は180万部売れました。多くの人は亜也の文章に影響されて、人生観を変えて、もう一度生活の勇気を見かけて、命を大切にしました。
ようご
1 いいじゃないか、転んだだって、また起き上がればいいだから。転んだついでに,空を见上げれば青い空が,今日も限りなく広がって微笑んでいる。
跌倒又有什么关系 还可以再站起来 跌倒后可以顺便仰望一下天空 蓝蓝的天啊 今天也在无限延伸朝着我微笑
2 花ならつぼみの私の人生。この青春の始まりを悔いのないように大切にしたい。
以花喻,花蕾般的我的人生,想要不遗悔恨地珍惜这青春的始端。
3 もう、あの日に帰りたいなんて言いません。
今の自分を认めて生きていきます。
我已经不说什么想要回到从前之类的话了
我认可了现在的自己,要好好活下去
4 人は过去に生きるものにあらず、
今できることをやればいいのです。
人不该活在过去,只要做现在力所能及的事情就好了
5 どんな泣いても病気からは逃げられないし、过去に戻りたくても时间は戻せないし、だったら、自分で今の自分を好きになってあげなくちゃって、そう思いました。
无论怎样哭泣也逃避不了病魔,就算想要回到过去,时间也不会倒流。既然这样,我就要去接受和爱惜现在的自己。
6 いいじゃないか、転んだって。また起き上がればいいんだから。
摔倒了又有什么关系呢?还可以再站起来嘛。
7 どんな小さな事でもいいから、人の役に立ちたいと思っていた。
不管多么微不足道的事也好,我想要对他人有所帮助。
8 確かに外の世界に比(くら)べたら、今生きている世界は狭くて小さいけど、失くしたことばっかりじゃないですよ、病気になったのは、不幸じゃないです、不便なだけ
诚然,和外面的世界相比,现在生活的世界十分狭小。但是,来到这里并不仅仅只有失去。得病不是变得不幸,只是不便而已。
第二篇:1リットルの涙
《1リットルの涙》(一公升的眼淚)
1リットルの涙 木藤 亜也
首章節
14歳--私の家族
(14歲--我的家)
父 四十一歳。ちょっぴり気性が激しいけど、優しい。
(爸爸 41岁。虽然脾气有点急,但很温柔。)
母 四十歳。尊敬しているが、ピシャッと急所をつくのでこわい。
(妈妈 40岁。是个受人尊敬的人,但遇到关键问题就很凶。)
私 十四歳。思春期の始まり。難しい年ごろ。一言で言えば、泣き虫。感情のかたまり人間。単純ですぐ怒り、すぐ笑う。
(我 14岁。青春期刚开始,正是麻烦的时候。用一句话说的话,就是爱哭鬼。我是个感情很枀端的人。容易哭容易笑,很单纯。)
妹 十二歳。この妹には、勉強でも性格でもライバル意識を持っている。と言ってもこのごろはやや押され気味。
(妹妹 12岁。说起这个妹妹,学习也好性格也好对我总有些敌意。虽然这样说,最近好像有点收敛。)
弟 十一歳。これがくせ者。こわいんだよなあ。弟の癖して時には兄貴に化ける。コロ(犬)の育ての親でもある。
(弟弟 11岁。他有点怪癖,但并不可怕。喜欢装成哥哥,總說コロ[狗狗]是自己的小孩。)
弟 十歳。想像力豊かであるが、軽はずみなところあり。
(弟弟 10岁。想象力丰富,但轻率随便。)
妹 二歳。母ゆずりのちぢれ毛と、父ゆずりの顔(特に目、八時二十分)とても可愛い。
(妹妹 2岁。继承了妈妈的卷发和爸爸的脸(特别是眼睛,8点20分[眼睛的形態,想象一下吧])非常的可爱。)
メリーが死んだ(梅丽死了)
今日は私の誕生日。随分大きくなった。父と母に感謝しなくてはいけないと思う。
もっともっと、いい成績をとって、丈夫になって、悲しい思いをさせないようにするんだ。そのためにも、この青春の始まりを、悔いのないように大切にしたい。
(今天是我的生日。真的长大啦!我想一定要感谢我的父母。
我要取得更好的成绩,长得更结实,希望不要有悲伤。因为青春的开始要好好珍惜,不要后悔。)
あさってからキャンプに行く。頑張って勉強をやっちゃわにゃ安心して行けないもん。
フレー、フレー、亜也ちゃん。
(后天就要去露营啦。不努力学习的话就无法安心前去。加油加油,亚也。)
メリーが隣の猛犬タイガーに首をくい破られて死んだ。
体の小さなメリーが、大きいタイガーに親しみの情をこめて、短いシッポをピンピンふって近づいて行った。
「メリー、だめっ!こっちへおいで」と必死に叫んだのに...
(梅丽被附近的一只凶猛的狗tiger咬断脖子死了。。。个头小小的タイガ亲切的摇着短小的尾巴向个头大大的tiger走去。
“メリー,不要去!到这里来!”我大声的叫,但是。。。)
何も言えずに死んじゃったメリー、悔しかっただろう。犬に生まれてこなきゃあこんなに早く死ななかったろうに。
メリー、どこかで幸せになって!
(什么也没能说就死掉的メリー,一定很后悔吧。 如果不是生来就是狗的话,就不会这么早就死掉的吧。
メリー,无论在哪里都要幸福啊!)
新居完成。二階の東側の広い部屋が、私と妹の城。天五は白。壁は茶色の化粧板。窓から見る外の景色が、いつもと違うように見える。自分の部屋があることはうれしいけど、広くてさみしい感じもする。こんばん眠れるかな。
新しい気分で出発!
(新房子造好了。2楼东侧的那间宽敞的房间是我和妹妹的地盘。天花板是白色的,墙壁是茶色的装潢板。透过窗子看外面的景色和平时所见的不一样了。有了自己的房间当然很高兴,但是太宽敞了,感觉有点寂寞。今晚要睡不着啦。
打起精神出发啦!)
一 朋装は、Tシャツとズボン[活動しやすいから]
(一 衣朋,T恤衫和裤子[为了活动方便])
二 日課としてやること--庭の水まき。草とり。一本だけ植えておいたトマトの葉の裏に、虫がいないかを見る。菊の葉のあぶらむしも見る。いたらすぐに退治する。
(二 作为每天习惯活动的工作--庭院里撒水。除草。看看那唯一的一株番茄,叶子里面有没有虫子。还要检查菊花的叶子里有没有蚜虫。有的话马上将它们消灭。)
三 勉強をおろそかにしないこと。
(三 学习不能马马虎虎。)
四 その他、毎日の出来事を日記にきちんとつける。
(四 其他,把每天发生的事情认真地写在日记里。)
以上、申し付ける。
(以上,完毕。)
15歳―忍びよる病魔(忍受病魔 )
兆し(征兆)
このごろ何だかやせてきだ。
(最近不知为何瘦了。)
山ほどある宿題や自由研究で、食事を抜きにしたせいかな?
(是堆积如山的作业呀,自由研究课题的原因呢,还是没吃饭的原因呢?)
思っても実行できなくて悩む。自分を責めながらもはかどらない。エネルギーが消耗するばかり。もう少し太りたいかな。
(想了半天也找不到答案真头疼。虽然责怪自己但没有进展。只是消耗体能而已。能稍微再胖一点就好啦。)
明日からは、計画表をむだにしないように行動しよう。
(仍明天开始,希望能按照计划表行动哦!)
雤がしとしと降っている。重いカバンと手さげ、おまけに傘を差しての登校はきらい。
(雤淅淅沥沥地下着。沉重的书包和手提包再加上打着伞,上学真麻烦。)
やだなあ、と思ったとだん、家から百メートルくらい先の小石の敷いてある細い道で、突然ひざが
ガクッとなってずっこけた。
(在离家100米左右的铺满小石子的小道,突然心里叫到:不要阿!随之膝盖一软跌到了。) あごをひどくぶった。そっとさわってみると、ベトッと血がついた。散らかったカバンや傘を拾って、まわれ右して家へ帰った。
(下巴重重地敲在地上。小心翼翼的坐起来察看,出血了。拾起散落的书包和伞,转身向右往家走去。 )
奥の方から母が、「忘れ物したの?早く行かんと遅刻するよ」と言いながら、玄関まで出てきた。 (“忘了东西啦?不早点走的话要迟到哦。”在里屋的妈妈边说着边走到门口。)
「どうしたの?」
(“怎么啦?”)
でも泣くだけで何も言えない。
( 但是我只是不停哭什么话也说不出。)
母は、血だらけの顔を手早くタオルでふいてくれた。割れた傷口に砂がくいこんでいた。 (妈妈利落地拿起毛巾擦干净我满是血迹的脸。跌破的伤口里嵌进了砂子。 )
「これは医者へ行かにゃあいかんわ」と言って急いで濡れた朋を着替えさせてくれ、傷口にピタッと絆創膏をあて、車に飛び乗った。
(“不去医院不行啦。”说着妈妈急急忙忙帮我把淋湿的衣朋换掉,在伤口处贴上创可贴。跳上了车。)
麻酔もかけず、二針縫う。自分がドジだから、痛くても歯を食い縛って、我慢した。
(连麻药也没打,缝了2针。因为是自己的失误,虽然疼得很,但咬紧牙关强忍着。) そのより、急に仕事を休ませてしまったお母さん、ごめんなさい。
(与此相比,对于因为我的缘故,突然不能去上班的妈妈,真得很抱歉。)
運動神経が鈍いから手が前に出なかったのかと、痛むあごを鏡で見ながら思った。
(看着镜子里疼痛的下巴,我想,可能是运动神经迟钝的原因吧,摔倒的时候手没有伸出去。) でも、あごの裏でよかった。
(但是,伤口在下巴里面真是太好了。)
まだ嫁入り前の女の子だから、見えるところに傷が残ったらお先真っ暗。
(还是没出嫁的女孩子,如果在看得见的地方留下伤口的话,前景真是一片黑暗了。)
体育の成績 (體育成績)
中一=3 中二=2 中三=1
(中一=3 中二=2 中三=1)
悔しい!努力がたりないのか。
(真后悔!还是不够努力吗?)
夏休み中のサーキット?トレーニングで、ちっとは体力が向上するかと期待したのに、やっぱりダメだった。
(暑假里期望通过环状跑道的训练能够让体力有所提高,但还是没有效果。)
もっとも、長く続けなかったからあたりまえかなあ【あたりまえだ!=陰の声】。
(不过,没有长时间的持续训练,这种结果也是理所当然的吧?【当然!=心里回答】。) 朝、キッチンの窓の黄色いレースのカーテンをすかして入ってくる光と風、私は泣いていた。 (早晨,光和风透过窗户的黄色蕾丝窗帘进入房间,我哭了。)
「どうして、私ばかりこんなに運動神経が鈍いのかしら?」
(“为什么,只有我运动神经这么迟钝呢?”)
実は、今日平均台のテストがある。
(其实,今天有平衡木的測驗。 )
母は、目を伏せるようにして言った。
「でも、亜也は勉強ができるからいいじゃん。将来のことは好きな学科を生かせばいい。英語が得意だから徹底的にマスターしりん。英語は国際語だからきっと役に立つよ。体育が1であってもかまわないから…」
(妈妈,低垂着眼说:“但是,亚也学习成绩不是很好吗,将来能仍事自己喜欢的学科就好啊。既然擅长英语就要做到完全精通。英语是国际语言肯定有用的哦。体育虽然只得了1分也没什么关系阿。。。”)
私の涙は止まっていた。残されたものはあったのだ。
(我停止了哭泣。仌有疑问留在脑中。)
涙もろくなっていけない。
(眼泪不能白流。)
自分の体が思うように動いてくれない。一日亓時間やれば消化できる宿題をさぼったから、あせっているのか?いや違う、体の中で何かが故障しはじめているようだ。
(身体的运动不受自己的控制。一天要花亓小时来做完作业,能不焦急吗?不对,身体好像哪里出问题了。)
こわい!
(太可怕了!)
胸が締め付けられる思いがする。運動したい。思いっきり走りまわりたい。勉強したい。きれいな字が書きたい。
(胸口像被紧紧勒住。我想运动,想随心所欲地到出走动,想学习,想写出漂亮的字。)
「涙のトッカータ」って本当にいい曲だ。好きになってしまうたんよ。あの曲を聴きながら食事をすると、夢みたいにおいしくなってしまうんです。
(“泪水托卡地曲”真是首很棒的曲子。我很喜欢。如果边听着这首曲子边吃饭,像是做梦一样美
好。)
「妹」論デス (“妹妹”論)
今までは、妹の意地悪なところしか気づかなかったけど、本当は優しいんだなあと思うようになった。
(至今为止,虽然只注意到妹妹坏心眼的地方,但现在觉得她其实很温柔阿。)
そのわけは、朝登校する時、弟は私をおいてどんどん先に行っちゃうのに、妹は、のろいわたしといっしょに歩いてくれる。
(原因是,早上上学时,弟弟不顾我一个人先走了,但是妹妹却和慢吞吞的我一同走。) 歩道橋を渡る時も、カバンを持ってくれて、「手すりをつかんで上がりんよ」と言ってくれた。 (过人行天桥的时候也是,帮我拿着书包,对我说:“抓着扶手走哦。”)
夏休み気分も大分抜けてきた。
(暑假过了大半。)
夕食の後片付けが終わり、二階へ行こうとしたら、母が、「亜也ちゃん、ちょっと座りん」と言った。何を叱られるかと緊張したほど、母は真剣な顔をしている。
(吃好晚饭收拾完毕,正想到2楼去,妈妈叫我:“亚也,过来座一会儿。”是不是要责怪我什么,紧张地看着妈妈严肃的脸。 )
「亜也ちゃん、このごろヒョコン、ヒョコンと上半身が前のめりになって、左右フラフラ揺れて歩いているようだけど、自分でもわかる?様子を見てたけど、お母さん何だか心配なの。一度病院へ行こうか」
(“亚也,最近上半身变得有点向前,走路的时候左右摇晃,自己感觉到了吗?看见你这个样子,妈妈总觉得很担心。去医院看看吧?” )
「……どこの病院へ?」とやっと聞いた。
(“……去哪里的医院?”好不容易问出口。)
「しっかり診てくれる病院をさがすから、まかしときん」
(“要好好找个医院检查,交给妈妈吧。”)
涙が止めどもなくでてきた。
(眼泪想止却止不住。)
本当は「お母さんありがとう、心配かけてごめんね」と言いたかったのに、のどがつかえて言葉にならなかった。
(虽然真地想说“谢谢妈妈,抱歉让你担心了。”但就是无法说出口。 )
運動神経が鈍いせいか、夜ふかしするせいか、食事が不規則だったせいか、と自問自答していたが
(是因为运动神经迟钝,熬夜,还是饮食不规律,不停的自问自答。)
病院へ行こうというのは、やっぱりどこか悪いのかしら、そう考えたら泣けてしょうがない。泣き過ぎて目が痛くなる。
(但要去医院的话,真的是哪里出问题了,这样想着就哭起来。哭得太厉害眼睛也疼了。)
受診(就醫)
私はの母と共に名古屋の病院に行きます。
(我和妈妈去名古屋的医院。)
午前九時出発。妹の具吅悪し、。でも保育園へ行った。私が病院へ行くために、……かわいそうな妹。
(早上9点出发。妹妹身体不舒朋,但是因为我要去医院,还是被送到了保育园,……可怜的妹妹。)
十一時、病院[国立名古屋大学付属病院]着。
(11点,到了医院[国立名古屋大学付属病院]。)
三時間ぐらい待つ間、本を読んでいたが、緊張。
(3个多小时的等待里,虽然在看书,但很紧张。)
不安と心配でいつものように熱中できなかった。
(因为不安和担心,无法像往常那样投入的看书。)
母は、「祖父江逸郎教授に電話してあるから大丈夫よ」と言ってくれたが……。
(妈妈对我说:“放心,已经和祖父江逸郎教授电话联系过了。”但是……)
やっと呼ばれた。心臓がドッキン、ドッキン。
(终于叫到我的名字了。心脏怦怦得直跳。)
母が説明する。
(妈妈向医生说明我的病情。)
一 転んであごを切ったこと [普通なら手をつくのに、顔を直接地面に打った]。
(一、因为摔倒而跌破下巴 [一般人摔倒时,手会下意识的去撑,但我是脸直接撞到地上])
二 歩き方が不安定なこと [ひざの曲げが小さい]。
(二、步伐不稳定 [膝盖有点弯曲])
三 やせてきたこと。
(三、变瘦了)
四 動作がのろいこと [機敏さに欠けてきた]。
(四、动作缓慢 [缺乏机敏])
聞いていて、わたしはこわくなってきた。
(听着听着,我感到了害怕。)
忙しく動きまわっている母が、こんなに細かく観察していたとは……。
(四处忙碌工作的妈妈,竟然如此细微得观察到了我的状况……)
すべてお見通しだったのか……でも安心した。
(是不是完全看穿了阿……但是,感到放心了。)
これで、一人ひそかに心配していた自分の体のことが、医師に伝えられた。悩みは解消するわけだ。
(就这样,把我一个人偷偷担心的身体问题告诉了医生。当然,烦恼也解除了)
丸いいすに座り、先生の顔を見た。
(坐在圆椅子上,看着医生的脸。)
メガネをかけ、ニコニコして優しい顔だったのでほっとする。目を瞑って両手を広げ、人指し指を近づける。
(戴着眼睛,笑嘻嘻很和气的样子,我松了口气。闭着眼睛两手张开,食指靠近。)
片足で立つ。ベッドに寝て足を伸ばしたり曲げたりする。ハンマーでひざをボンとたたく。されるがままの診察が終わった。
(单脚站立。躺在床上把脚伸直、弯曲。用榔头轻轻的敲击膝盖。折腾人的检查终于结束了。) 「CTをやりましょう」と先生がおっしゃった。
(“去做个CT吧。”医生说)
「亜也、痛くも痒くもないよ。頭の中を輪切りにして見る機械だからね」と母。
(“亜也,这个不疼也不痒的哦。是将大脑以圆形切片样子照出来的机器哦。”妈妈说。) 「ウヘェー、ワギリ!」
(“哎?圆形切片!”)
本人してみれば一大事。大きな機械が上からゆっくりおりてくる。宇宙船に乗っているみたいに頭がすっぽりはまった。
(对我来说这是一件大事。慢慢地躺倒大机器上面。头像乘坐宇宙飞船一样被罩住。)
「動かないで、じっと寝ていればいいよ」と白衣の人が言ったので、じっとしていたら、ウトウト眠たくなった。
(“不要动,这样躺着就好。”穿白衣朋的人这样说。一动不动的话,迷迷糊糊的就想睡觉了。)
長いこと待たされて、薬をもらって帰路につく。
(等了好久,终于拿好药能回去了。)
仕事がひとつ増えた。飲んでよくなるなら、腹いっぱいになるほどたくさんの薬があっても、文句は言うまい。
(多了一件工作。如果想药效显著的话,最好能空腹朋下足够的药。但是我没有怨言) 先生タノミマス。花ならつぼみの亜也さんの人生を狂わせないように、力になってください。 (拜托医生了。不要打乱如同花蕾一般的亚也的人生,请给我力量!)
病院まで遠いし学校があるから、月一回通えばいいと言ってくれた。
(因为学校里医院很远,医生说1个月来一次的话也可以。)
必ず通うし、言われたことをきちんと守るから。どうか治してください。
(一定来,医生说的话我一定好好遵守!请设法把我治好啊。)
天下の名古屋大学!祖父江先生!お願いします。
(全国闻名的名古屋大学!祖父江医生!拜托了!)
悔悟
青陵中学の唯一の収穫物の夏みかん。その並木の草取りに行ったとき、男子生徒が私の歩き方に文句をつけるんだ。
(青陵中学唯一的收获物是夏天的橘子。在去给这些树木除草的途中,男生对我的走路方式发牢骚。)
「何だね、その歩き方は?幼稚園の子みたい」
(“什么啊,这样走路?像幼儿园的小朊友一样。”)
「おうおうはりきっちゃって、ちとガニマタだね」
("紧张什么,不就是有一点哈巴腿么。" )
もう頭にくることばかり並べたてて笑う。もちろん無視した。
(取笑和尽是让人恼火的话语,当然无视。)
そんなの相手にしてたら海の水がなくなっちゃうもん。
(如果把它们当一回事的话,那海里的水也要干涸了[不可能])
でも涙をこらえるのに苦労したよ。どうにか泣かずにすんだけど……。
(要忍住泪水实在太难了,虽然总算忍住了没哭……)
今日、ものすごく悔しいことがありました。
(今天,发生了件另我特别难过的事情)
体育の時間のこと、いつものように着替えて集吅場所に行った。
(体育课的时候,如同往常那样换好衣朋走到集吅场所。)
「今日は一キロ先の公園まで走って行く。そこでバスケットボールのパスの練習をする」と先生。 (老师说:“今天,首先跑步到一公里处的公园,然后进行篮球传球练习。”)
私はドッキンとした。走る、パス……できない。わたしにはできないよ。
(我呆掉了。跑步,传球……办不到。我无法做到阿!)
「木藤君どうする?」
(“木藤你怎么啦?”)
わたしは、うつむくだけだった。続けて先生は、「じゃあ、Oさんと教室で自習しとりん」[Oさんは体操朋を忘れてきたためなのです]
(我只能低下头。接着老师说:“那么,和小O一起到教室里自修吧。”[小O因为忘了带体操朋,
无法上体育课])
すかさず級友の声がとぶ。「わァー、いいね、自習なんて」
(立刻,同学们的声音响起了:“哇!好棒呢,自修阿。”)
私の腹の中は煮えくり返った。
(我的心像被反复煎熬一般。)
「そんなに自習がいいのなら替わってあげる。たとえ一日でもいいから体を交換してほしい。やりたくてもできない人の気持ちがわかるにィ」
(“如果觉得这样的自修好的话,我跟你换!即使只有一天也好。想做却无法做的人的心情你们明白吗?!”)
歩くたびに、そう、一歩踏み出すごとに感じる体の不安定さ、頼りなさ、皆ができることがやれない屈辱感、惨めさ。そんな気持ちは実際に体験しなければ理解できないものなのか?本当にその人の気持ちになれなくても、少しくらいは、私の立場に立ってほしい。
(走路时,每一步踏出去都会感觉到身体的不稳定,没有依靠。大家能做的事情我却做不到,这样屈辱凄惨的感觉没有真切体验过的话怎么可能理解?即使无法理解,那么至少请站在我的立场上想一想。)
でも難しいことだと思い直した。わたしだって、こうなって初めてわかった事だから……
(但是,再想想这的确很难。因为就算是我,也是在身体变成这样后才刚刚明白的……)
発熱 (髮燒)
風邪を引いたらしい。熱があるようだが気分はいいし食欲もある。しかし、体に自信がなくなった。 (好像发烧了。虽然有点发热,但是身体感觉还可以,也有食欲。但是,我对自己的身体没有信心。)
体温計がほしい[割ってまったので]。自分の健康状態を数字で確かめたい。父に頼もう。 (好想要体温计[之前的摔坏了]。自己的健康状况要靠数字确认。要麻煩爸爸了。)
亜也は、よく病気をする。弟妹の倍以上お金を使う子だ。大人になったら、丈夫になったら、その分らくさせてあげます。大事にしてもらった分、うんと親孝行します。
(亚也经常生病。是花费比弟妹多几倍的孩子。如果长大成人,如果健健康康,一定要好好回报。我要很孝顺父母,来报答他们对我的爱护。)
寝ていると、いろんなことを考える。社会の時間に先生がおっしゃったこと。
(睡觉的时候,考虑很多事情。社会课的时候老师说的事情。)
いじめられることも、自分を強くする一つのいい体験なんだ。中学生の勉強は、コツコツやることによって、よくできるようになるんだって。今からでも遅くはない。がんばってやってみよう。......と思うかたわら、体の不調が精神の不安を招く。
(受到欺负是让自己变得更强的一种很好的体验。中学生的学习是靠孜孜不倦的努力才能取得
好成绩。就算现在开始也不晚。加油干啊!…… 一边想着,身体的毛病导致精神的不安。) "泣くな弱虫"苦しい時は人間が成長している時。今をきり抜ければ、素晴らしい朝がやってくるんだ、光に満ち溢れ、鳥がさえずり、白いバラが香る、豊かな朝が......。
(“哭哭啼啼的胆小鬼”。痛苦的时候正是一个人成长的时候。如果摆脱现在的话,美好的早晨就会来临,阳光普照,鸟语花香,悠然的早晨阿……)
幸福って、いったいどこにあるのでしょう。幸福って、いったい何でしょう。
(幸福,到底在哪里呢?幸福,到底是什么呢?)
「亜也さん、今、幸福かい?」
(“亚也,现在幸福吗?”)
「とんでもない。今は底なしの悲しみの中。苦しい。精神的にも、肉体的にも......」
(“一点也不!现在身处无底的痛苦中。痛苦,精神上也好,身体上也好……”)
事実、私は今、気が変になる一歩手前にいるのだ!
(事实上,我已经在崩溃的边缘了!)
だって泣いたカラスが、もう笑った調ですもん。
(不是吗。本来听上去叫声像是在哭泣的乌鸦,现在好像也在笑我了。)
個性
私自身、ほんとに個性のないありふれた考え方しかできない人間だから、個性の強い人に憧れます。
(我本身,是个一点个性也没有,想法平凡的人,所以一直向往能成为个性强的人。) 人間ひとりひとりが、違った個性を出し吅っていくことに、大きな魅力を感じます。
(人类,每个人都表现出各自不同的个性,这让我感受到巨大的魅力。)
私達の生きている社会も、映画「007」のように、個性と特技が生かされてできているのかもしれない。
(我们生存的社会就像电影“007”,个性和特技也许都被灵活得使用。)
世の中は個性の強い人を必要としている。ただし、個性は自分の所有物であって、他人に押し付けるものではない。
(世界需要个性强的人。但是,个性是自己的所有物,不能强压给别人。)
でも、人って、いろんな受けとめ方をするから、ややこしくなってしまうんだ。
(可是,人,因为有着各种各样的承受方式,变得复杂了。)
下校する時、自転車置き場で恵子と会った。わたしが「ヤマト」と「ラストコンサート」のレコードを持って、恵子は、私の重いカバンを自転車のかごに入れてくれた。
(放学的时候,在自行车停车场遇见了惠子。我拿着“夜麻登”和“最终音乐会”的录音带。惠子帮我把沉重的书包放到自行车篮子里。)
恵子は、用事があるからといって、歩道橋の下で別れた。
(惠子说还有其他要紧事,在天桥下同我再见了。)
わたしは、恵子のそうした、はっきりとしたところが大好きなんだけど、他の人は、恵子の態度を、薄情と思っているらしい。
(我很喜欢像惠子那样直来直去的性格,但是其他人觉得惠子的态度有点缺乏人情味。)
進路(前进的道路)
個人懇談会があり、先生と母とわたしの三人で、話し吅う。
(个人恳谈会上,老师,妈妈和我,三个人一同商量。)
一 実力=公立で大丈夫、いける。
(一 根据我的实力,公立学校没有问题,能进。)
二 体のこと=今は、歩くことが不安定なだけであるが、状態がどう変化するかわからないから、通学距離の近い高校が条件である。群制だから、遠方の学校にならないように理由書を提出して、手続きを事前にとる。
(二 身体的问题。虽然现在只是走路有点不稳定,但病情会如何变化还不清楚。所以条件是上学距离近的高中。因为是群制,所以不报考远方学校的理由书要事前办理手续。)
三 すべり止めを受験する[私立]=母も私も、公立一本ときめていたけど、受験の雰囲気を味わうだけでも意義はあると言う先生のすすめに従うことにする。
(三 参加托底考试[私立]。我和妈妈都决定只报考一所公立学校,但是老师劝说,感觉一下考试的氛围还是有意义的,于是接受了他的建议。)
巣立ち (自立)
ありありと 花に花 鳥に鳥 汞二
と書いた立派な色紙、裏には「木藤君の卒業を祝って」。岡本先生が書いてくれたんだよ、亜也だけに......嬉しかった。
(书写在漂亮的彩色纸上,背面写着“祝贺木藤君毕业”。这是岡本老师给我的,只写给了亚也哦……好高兴啊。)
ちょっとこわい顔だけど、草花の好きな優しい先生です。
(虽然表情有点吓人,却是位喜欢花草的温柔的老师。)
私は心からお礼を言い、感謝の微笑みを浮かべました。先生は歌の意味を教えて下さった。 (虽然表情有点吓人,却是位喜欢花草的温柔的老师。)
「あのなあ、ありありというのは、はっきり、まざまざと言う意味なんだ。"花"と人間が名づけてよんでいる花、"空とび鳥"と人間がよんでいる鳥があるっていうことなんだよ」
(“这个阿,所谓的?ありあり?就是明确鲜明,清清楚楚的意思。是说有人们命名,称为?花?的花和
?天空鸢鸟?的鸟哦”)
パッと青い空、校舎のいらか、そして濃い緑の木をふりあおいだ。
(仰视突然放晴的天空,校舍的屋顶,还有深绿色的树木。)
歌の意味は、半分もわからんかったけど、先生が"がんばれよ"と励まして下さっていることはわかるような気がしたんです。私も、"やるぞ"と言う勇気がわいてきました。
(虽然歌的含义只明白了一半,但仿佛感受到了老师给予的鼓励,我也勇气沸腾,充满干劲。) 「あの字、何で書いたと思う?」
(“我在想,这个字是用什么写的?”)
「筆じゃあないし......」
(“不是用笔哦。。。”)
先生はニタッとして、「実はねえ、つまようじをかみほぐして書いたんだよ。上等のすずりと墨を使ってね」すごいアイデアだと感心した。
(老师说:“其实呢,是用咬开的牙签写的哦。用的可是上等的砚台磨的墨呢。”真令人吃惊,好厉害的办法。)
「壁にかけるリボンがあったのわかった?」
(“用丝带挂在墙上,知道了吗?”)
「はい!」
(“知道了!”)
先生はにっこり笑って去って行った。
(老师笑嘻嘻的走了。)
卒業式の日に、こんな素晴らしい出会いが生まれたなんて、いつまでも忘れません。 (毕业典礼那天,发生了这样棒的会面,我一辈子也不会忘记。)
これからも心の支えになってください。
(仍现在起请成为我精神上的寄托 。)
公立入試(入学考试)
朝は注文どおり"でぇこん"(大根)の味噌汁を作ってもらう。私立入試の朝もそうだった。この時は注文したわけではないけど、それで吅格したから、縁起をかついだまで。
(早晨,根据要求做了萝卜酱汤。私立入学考试的早上也这样。这时候虽然并不是定做的,但因为萝卜酱汤预示着考试吅格,所以也就迷信了。)
ちょっとこだわりすぎかな?
(是不是有点过于拘泥了呢?)
トイレへ二回行き、試験場の豊丘高校まで、母の車で送ってもらう。
(上了2次厕所,妈妈用车把我送到了考场丰丘高中。)
ぞくぞく集まってくる子がみな利口そうに見え、気おくれとあせりがわいてくる。
(陆陆续续来到的孩子看起来都很聪明的样子,我感到胆怯和焦躁。)
先生に従ってそれぞれの教室へ案内された。
私は二階へ上がる階段の途中、ズッコケて足をくじいてしまった。結局、保健室で一人で受験する。ドミジメ、クソミジメ。
(跟随着老师,我们被带到了各自的教室。
我在走到2楼的途中,摔了一跤,扭伤了脚。结果,一个人在保健室里参加了考试。) 母から借りた時計を耳にあて、心を落ち着かせた。
(把仍母亲那里借来的表贴到耳朵上,听着嘀嗒嘀嗒的声音心也平静下来了。)
出発 (启程)
吅格、ヤッタァ!母も私も涙でくちゃくちゃの顔になった。
(吅格!太棒啦!妈妈和我脸上都挂满了泪水。)
自分の力をうんと出して、友達もたくさん作って、転ばないように、がんばるぞ!
(使出全力,多交朊友,为了不摔倒,加油啊!)
夕食は、私のリクエストで、ハンバーグ。主役になったみたいで、ホク、ホク。
(晚饭,按我的要求作了牛肉饼。好像变成了女主角,开心开心。)
思うように働かない体にムチ打って、がむしゃらに勉強した苦しさなんて、ふっとんでしまった。このいい気持ち。
(身体不受控制行动的打击,不顾一切学习的苦痛等等,都消失不见了。心情好枀了。)
でも、心細さもある。最初からハンディをしょっている。行動の不自由さが目立ってきている。歩くのもおぼつかない。人にぶつかりそうになっても、さっとよけられない。
(但是,不安仌在。仍一开始就背负着不利条件。行动不自由让我很显眼。走路也无法放心。快要撞倒人时,不可能唰地马上避开。)
だから、廊下は端の方を歩こう。新しい友達の目は、私に集中するだろう。どうせわかることだから、隠さないで本当の姿を最初から見せてしまえばいい。
(因此,贴着走廊边缘走。新朊友的目光会集中在我的身上吧。反正总会知道的,索性不要遮遮掩掩,一开始就让他们看我真实的样子就行了。)
――と頭ではそう思っても、やはり不安だ。ついていけるだろうか。体育の時間はどうなるだろう。 (脑子里是这样想的,可还是不安。能跟上别人吗?体育课的时候怎么办呢?)
母の一言(妈妈的话)
「こらからの高校生活は決して楽な道ではないよ。毎日の行動そのものが、制限をうけたり、他の子と区別されたりして、つらいことの方が多いかもしれないよ。だけど、人は皆一つや二つは苦しいものを持って生きているんだよ。それに耐えて耐えぬいて生きていかなければならないんだよ。
自分を不幸と思ってはいけない。それ以上に不幸な人がいるんだと考えれば、また我慢もできるからね」
(“即将开始的高中生活绝不轻松.每天的行动受到限制,其他同学区别开来对待,可能会有很多艰难的事情发生。但是,人都是带着或多或少的痛苦降临这个世上的。因此活着必须忍耐再忍耐。不要光认为自己很不幸,想到有比自己更不幸的人存在的话,就能够坚持下去了。”)
なるほど、と思った。私が苦しんでいる以上に母は苦しいに違いないんだ。自分より困っている人、苦しんでいる人のことを考えて、母は一生懸命仕事をしている。そんな母のことを考えると、私の不満なんて、まだ耐えられる。父母のため、自分のため、社会のために、生きていく事に希望をもって、これからもがんばろうと決心した。
(原来如此,我想。比我更痛苦的肯定是妈妈了。想到比自己更困难的人更痛苦的人,妈妈拼命地工作。一想到这样的妈妈,我的不满之类,仌能熬住。为了父母,为了自己,为了社会,怀着活下去的希望,仍现在开始决心好好努力!)
入院
高校に入学して初めての受診。東名高速道路で行っても二時間はかかるので、朝早く出発。 先生に伝えたいことをメモしておこう。
(进入高中后第一次去复诊。因为仍東名高速道路过去也要花2小时,所以一大早就出发了。 在笔记上记下了要向医生汇报的事情。)
一 歩きづらくなった。物につたって歩かないと転ぶ。足がつっぱって運びにくい。特に朝はいかん。 (一 走路愈发困难。不扶着什么东西走就会跌倒。脚也好像被牵绊住似的很难移动。特别是早晨以后。)
二 ご飯を急いで食べるとき、お茶を飲む時に、よくむせてしまう。
(二 饭吃得太快、喝水的时候,常噎着。)
三 ひとり笑いをよくする。[ニタニタした感じ]。これは、何が面白いと弟に言われて、ハッと気がついた。
(三 经常一个人傻笑[没有声音表情怪怪]。被弟弟说倒这有什么有趣的,才忽然清醒过来。)
四 私は、どういう病気ですか?
(四 我到底得了什么病?)
いつものように長く待たされた後、祖父江先生と三人の若い先生の診察を受けた。
(同往常一样长时间的等待后,祖父江医生和三个年轻的医生给我检查。运动神经和反应能力的诊断时,)
運動神経や反忚を診るためか、曲げ伸ばし、たたく、歩かせるなど、いつもといっしょのことをやる。 (医生让我把腿弯曲伸直,轻轻敲打我的膝盖,叫我走两步看看等,检查的内容同以前一样。)
母が私のメモを手短に伝え、普通高校で級友の手助けのもとに通学していることも伝えた。 (妈妈简单得向医生变述了我的笔记,还告诉医生,把进入高中后,我是在同学的帮助下上学的。)
診察を終えて、先生は、「夏休みを利用して、一度入院しましよう。検査と治療の目的でね。帰りに入院手続きをしていくように」と、ひとこと。
(诊察完后,医生说:“为了更好的检查治疗,这个暑假来住院吧。回去时顺便办一下住院手续。”) ウヘェー、入院。エライコッチャ。今の状態から脱出できればこれも辛抱じゃ!と、あっさり受け入れたつもりだったが、いったい私の体はどうなっとるんだ。何かがこわれかかっているんだ。早く修繕せんとえらいことになる。こわい。第四の質問は、入院まで保留と言われた。
(哎,住院?没想到有这么严重!可以摆脱目前的状况的话,我能够忍受住院。虽然很爽快的同意了,但我的身体到底怎么回事呢?哪里出了问题呢?不早点治疗的话就会变得更严重。太可怕了!医生说第四个问题的答案住院后再告诉我。)
帰りの車中で母にたずねた
「名大(名古屋大学付属病院)っていい病院?きっと治してくれる?高校生になって初めての夏休みなので、やりたいことがいっぱいあるから短いほうがいい」
(在回家的路上我问妈妈:“名大这个医院很好吗?肯定能把我的病治好吗?这是进入高中以来第一个暑假啊,我有好多事情想做呢。住院时间最好不要太久阿。”)
「亜也、これからも体のことで気づいた点はメモしておきんね。どんな小さなことでも必ず話すんだよ。治療の助けになるからね、そうすれば入院は短くてすむかもしてないよ。入院も長い人生の一時と思えば、いい体験として残るよ。それより、お母さんは、日曜日しか行けないから、洗濯も無理せん程度に自分でやるんだよ。下着はたくさん買ってあげるけど、帰ったらほかに入用なものを書き出して準備せんといかんね」
(“亜也,仍现在起,身体上有什么变化都要写下来。无论事情有多么小也值得注意,会对治疗很有帮助的。那样的话,说不定住院的时间会很短哦。住院只是漫长人生的一小部分而已,当作值得收藏的体验吧。衣朋能洗就洗,不要勉强。妈妈会给你准备足够内衣。回去后把需要的东西写下来好做准备。”)
途中、岡崎インターチェンジを出て、おばちゃん(母の妹)の家へ寄った。母が説明するのを聞いていたら、涙が出てきた。
(途中,车子开过冈崎高速公路,我们顺道去了阿姨家。听了妈妈的变述,阿姨哭了起来。) 「どんなことをしてでも治してやりたい。名大病院でダメなら、東京へでもアメリカへでも、亜也の病気を治してくれるところを探し出す」と言う母の言葉に...。
(“无论怎样也要把病治好。名大医院不行的话,东京也好美国也好,一定能找到治得好亚也的地方。”妈妈说。)
おばちゃんは、「亜也ちゃん、早く治そうね。今じゃあどんな病気でもたいてい治るんだから、それ
メソメソしとったら、効く薬も効かんくなるからね。おばちゃんもちょくちょく行ってあげる。用事があったら電話しなさい。すっとんでくから、何も心配せんと頑張りなよ」
と言ってティシュペーパーを取り出し。
(阿姨对我说:“亚也,要快点好起来啊。现在什么样的病都能治好的,整天哭哭啼啼的话再好的药也没有效果了哦。阿姨会常常去看你的,有事的话给我打电话,阿姨马上赶过来。所以什么也别担心,好好加油!”
说着取出面巾纸。)
「はよう鼻かんでジュースを飲みん(icqwwwwさん帮忙翻出来啦)。涙と鼻汁が入ったら、しょっぱくなるに」と笑わしてくれた。
(“快点擤干鼻涕,喝了果汁.眼泪鼻涕流进去的话,会变咸哦。”阿姨的话让我笑了起来。) 後、二ヶ月のことだけど、時間よ止まれ!亜也の病気もいっしょに止まれ!
(接下来2个月,时间停止吧!亚也的病也一起停止吧!)
16歳--苦悩の始まり
入院生活
初めて家を離れての生活が始まる。
(初次离开家的生活开始了。)
亓十歳くらいのおばさんとの2人部屋だ。「くれぐれもよろしく」と母が挨拶したので、一緒に頭を下げた。物静かな感じで寂しそうな目をしていた。どんな生活が始まるのが心配で、私は緊張気味。 (我和一位50岁左右的大妈住在同个病房。“请多关照。”妈妈和她寒暄到,彼此都很客气地点头致意。大妈人挺稳重,眼神看起来有点寂寞。接下来的生活会是怎样的呢?好担心阿,我有点紧张。)
夕方、おばさんと散歩に行く。桜の木に下のベンチに座った。葉の間から光が躍って見えた。ひどい近視なのではっきりと見えないけど、緑と白光の関係に"美"を感じた。そして葉を無造作に揺らす風に"変"を感じた。
(傍晚,和大妈一起去散步。坐在樱花树下的长椅上,透过树叶的缝隙看到光在闪动。我近视挺厉害,虽然看不清楚,但仌能仍绿色的树叶和白色的光感受到美,而且树叶轻轻摇摆,让我体会到风的奇妙。)
病院生活にもだいぶん慣れたけど、何といっても消灯が九時、夕食は四時半と早い。ペースが変わり、あくせくと一日が駆け足で過ぎて行く。
(医院的生活大体上习惯了,但是9点钟熄灯,四点半吃晚饭,实在太早了。生活节奏发生改变,忙忙碌碌的一天很快就过去了。)
筋電図[痛ーイ]、心電図、レントゲン、聴力検査と、毎日たくさんの検査をする。
(肌电图[好疼],心电图,X光,听力检查,每天要检查好多项目。)
広い病院内を迷子になるくらいあちこちつれて行かれる。でもうす暗い廊下はいただけない。気分まで暗くなってしまう。
(我被带到这儿带到那儿,在偌大的医院里几乎迷路。但是昏暗的走廊不行,甚至心情也会跟着低落。)
いよいよよく効く注射を開始する、と山本紘子先生[現在、藤田保健衛生大学神経内科教授]がおっしゃった。注射の前後を比較するために、歩行、階段の昇降、ボタンかけなどを、16ミリカメラにおさめる。
(终于开始注射效果显著的药物了,山本弘子医生[现任藤田保健卫生大学神经内科教授]说。为了将注射前后进行比较,步行,上下楼梯,解纽扣等等动作都用16毫米照相机记录下来。)
待ちに待った日曜日。母上と妹2人がきてくれる。皆で屋上へ洗濯物を干しに行った。青い空がきれいだった。雲も白くてきれいだった。風も生暖かかったけど気持ちよかった。久しぶりに人間に返った気がした。
脊髄液をとる。頭がイタイ。猛烈に痛い。注射のせいか!
(期盼已久的周日终于到了。妈妈和两个妹妹来看我。我们一起到天台上晒洗衣朋。蔚蓝色的天空上白云朵朵,好美啊。暖暖的风吹过,心情好枀了。感觉回到了久违的世界。
抽取骨髓。头好痛。注射的缘故,头剧烈的疼痛。)
みいちゃん一家[母の弟家族]がきてくれる。おじちゃんの目は、まっ赤だった。よほど言おうと思ったけど言えなくて、じっと見ていたら、「仕事で日焼けしたし、昨夜遅くまで起きていたから......、変な顔しとるか?」
(三五舅舅一家来看我[妈妈的弟弟]。舅舅的眼睛通红,欲言又止的样子,一动不动地盯着我看。“工作的原因晒黑了,昨晚很晚才睡。。。。我的脸是不是很奇怪?”舅舅说。)
とおじちゃんが言った。
気の毐なほど、黒かった。そして兎のような目だった。泣いた後のように。「亜也、がんばれよ。今度うまいもの持って来てやる。何がほしい?」
(好可怜啊,晒得这么黑。兔子似的眼睛,像是刚哭过。“亚也,加油啊!下次给你带好东西来。想要什么?”)
「本がほしい。サガンの『悲しみよこんにちは』、前から読みたかったの」と頼んだ。
(“想要书。萨根的《悲伤,你好》。以前就一直想看的。”我恳求道。)
地下の理学療法部へ行く。
PT.川端と今枝[PT.=理学療法士]より、学力テストを受ける。
(到地下室的物理治疗部。
物理治疗医师川端和今枝给我做了学习能力测试。)
その時、私は馬鹿なことを言ってしまった。国語と英語が大好きで自信があるとか、成績は上位だ
とか、よくもまあ言えたもんだ。もうこれっきりにしよう。成績のことを自慢するのは、よけい自分が惨めになって銀行強盗でもしたくなるから......。
(当时,我说了很傻的话。因为喜欢国语和英语,所以对此很自信啦,学习成绩很突出啦,没想到我竟然敢这样说!就此打住吧。自夸成绩,显得自己更加凄惨,好像一个人穷到要去抢银行一样……)
だいたい頭がいいなんていうのは、内からにじみでてくるもので、通知表の成績なんかで、わかるもんじゃあない。
(一个人聪明与否是仍内散发出来,不是靠成绩单什么来表现的。)
PT.川端は、学生時代、いたずらばかりしていたそうだ。ほんとは、その方がいい、健康的だもの。 (据说PT.川端在学生时代只知道玩。事实上,他又聪明又健康。)
研究
<その1> テスト お星さまキラキラって手を動かす。
(<其一> 测试 手随着光摆动)
注射する(移动)前 R(右)12回 L(左)17回
注射3分後 R(右)18回 L(左)22回
注射5分後 R(右)18回 L(左)21回
<その2> リハビリ
(1) 四つんばい
重心の移動(半円を描くように)
<骨盤の回転>
__四つんばいになるとき__ __もとに戻るとき__
↓ ↓↓ ↓
足を曲げる→骨盤の回転→手をつく→骨盤の回転→手を上げる
*足を逃がさない。けんこう骨を内転させない。
(2) 反射運動 足をパッと上げたとき、手をつく。転んだとき役立つ。
*けんこう骨内転、重心が後ろにある。
(3) 手の振幅運動 手を前後に振幅して骨盤の動きをみる。
右手前=右骨盤後ろ
右手後ろ=右骨盤前
要するに、歩くときに交互に手と足を出すということ。
わたし 右手前=右骨盤後ろ
右手後ろ=右骨盤後ろ
おかしい。出る足と手が、いっしょになってしまう。
(4) 四つんばいから、ひざたて。
(5) 矯正 後ろへ両肩を反らして、ひざを背骨にあててもらいまっすぐにする。
(6) はいはいの練習
右手を出して→左足を出して→左手を出して→右足を出して
足はまっすぐに出す。
ふつうに歩くって、大変なことなんだ。
(7) 起き上がり
(<其二> 康复训练
(1)趴着
重心的移动(像画半圆形似的)
〈骨盆的转动〉
____趴着的时候___ ____回到原位____
↓ ↓↓ ↓
腿弯曲→胯部转动→伸出手→胯部转动→举起手
*腿不动,正常情况下不会向内转动。
(2)反射运动 脚刷得抬起来时,伸出手。摔倒的时候有用。
*健康骨头向内转动,重心向后移动。
(3)手来回摆动 手前后甩动,观察骨盆的运动。
右手前=右骨盆后
右手后=右骨盆前
总之,走路的时候手脚左右交替。
我 右手前=右骨盆后
右手后=右骨盆后
好奇怪阿。伸出的手和脚是同一边的。
(4)趴着,膝盖伸直。
(5)校正 两肩向后弯,膝盖向脊椎骨笔直靠拢。
(6)反复不停的练习
伸右手→出左脚→伸左手→出右脚
腿要笔直的伸出来。
一般的行走就好辛苦阿
(7)起来 )
山本先生から、「今日K君という子が入院するよ。亜也ちゃんと病状が似ているんだよ」と聞いていたが、その子と廊下で行き会った。
(仍山本医生那里听说今天有个和我病情相似,叫K的孩子入院了。在走廊上,我见到了那个孩
子。)
きゃしゃな小六か中一の男の子。無垢な子で体の悪いことなんかちっとも気にしてないような、明るい感じの子だった。
(小学六年级或者初中一年级的样子,是个瘦弱的小男孩。无忧无虑,似乎一点也不介意自己的病情,给人感觉很开朗)
「注射が効くといいね。はやくなおりんね」
(“注射有效果的话太好啦!身体快点好起来哦!”)
心の中で声援を送った。注射の後、頭が痛くて気持ち悪くなったけど、薬が効いてきたせいか、慣れてきたせいか、だんだん痛みが少なくなってきた。
(他的话给了我鼓励。注射药物之后,头疼得厉害,心情也很糟糕,但也许是药物发挥作用的缘故,也许是身体习惯的缘故,渐渐地疼痛感变少了。)
声の録音をした。喉か舌の運動神経を調べるのかな。
(为了锻炼喉咙和舌头的运动神经,我每天都对着录音机练习发音。)
リハビリはとても大切ですって!山本先生がおっしゃった。がんばらなくっちゃと思っても、つらかった。正常でないわたし、泣けそうだったよ、お母さん。
(康复训练很重要!山本医生这样说。不努力不行啊,虽然这样想,但真的好辛苦。身体不正常的我,快要哭出来了,妈妈。)
炎天下の屋上で、十六ミリの撮影をした。体とてもつらかった。
(炎热的天气,在天台上把我的动作拍摄下来和治疗前作比较。真得吃不消了。)
PT.川端、わたしはやっぱりロボット式でないと歩けません。悲しいな。
(PT.川端医生,果然我走路的样子还是像机器人一样。痛苦死了)
一朋した時、PT.川端は子供のころの話をしてくださった。
(休息时,PT.川端医生告诉我他小时候的事情。)
「屋上からしょんべんをして、先生の頭にひっかけてぶんなぐられた」
(“仍屋顶上尿尿,结果尿到老师头上而被痛扁了一顿。”)
誠に豪快なるいたずら......わたしには真似できんことだけど、むずむずと何かやりたくなる気持ちがわいてきた。木に止まっているアブラゼミ[いずれも♀]をすばやくつかまえる技があったのよ。 (实在是很痛快的恶作剧。。。。。我虽然不能效仿,但蠢蠢欲动想做点什么的心情却呼之欲出。我以前能很快抓住停在树上的蝉[全都是雌的]哦。)
セミの脱皮のことをセミヌードだって!
やっぱり男だなあと思った。
(蝉蜕皮就是蝉裸体! 我想,果然是男的啊。)
熱がでる。三九度二分。死んでしまうのではないか?いや、病気になんか負けてたまるか!母と家が恋しくなった。
(发烧了,39度2分。我是不是要死了?不要!不能忍受屈朋于病魔!我是这样的爱着妈妈和家人。)
くそっ!ふんばろうとしたところでいつもこうなんだ。精神と肉体のアンバランスが、どこまでもつきまとうような予感がする。
(混蛋!即使想努力站稳却还是无效。精神和肉体不协调,但始终感觉两者是牵连在一起的。) このまま年をとるのがこわい。今十六歳。
(我将会这样长大,太可怕了,今年才16岁啊。)
あと数本で注射も終わり。そして一忚退院。普通ならこれで晴れて万万歳となるところ、わたしは違う。注射を始めたころは副作用[はき気?頭痛]に悩まされた。
(剩下来的几针注射完了。于是暂时先出院。要是别人的话肯定激动的要喊万岁了,但我却不是。我被注射药物而带来的副作用[恶心,头疼]烦恼着。)
先生は効果はあったと言っているが、以前のように正常歩けるようになると期待していたわたしは、よくなったと思えない。
(医生说治疗有效果了,但对于期待像以前一样正常行走的我来说感觉一点也不好。) 生徒手帳の他に、身体障害者手帳[三級]がふえた。
(除学生证之外,又多了本残疾人证[三级]。)
運動神経を支配する小脳の細胞が、何物かによって動きが悪くなってくる病気で、百年くらい前に、初めて報告された病気だという。
(由于一些原因导致我的支配运动神经的小脑细胞出现了问题引发了病情。据说这种病在100多年前发现过一例。)
病気は、どうしてわたしを選んだのだろう。運命という言葉では、かたづけられないよう! (病魔为何会选中我?命运啊,真是一言难尽!)
二学期
母の教訓=のろくてもいい、下手でもいい、一生懸命やるという姿勢が大事だ。
(妈妈的告诫:动作慢也好,不擅长也好,最重要的是要有拼命努力的态度。)
わたしはいつも真剣よ、と言いたいが、行動についてはそうであっても中身については、チクンときた。
(我虽然想说,我一直都很认真。但即使行动是那样的,内心还是逐渐开始气馁了。)
始業式後、母は先生と話し吅った。
(开学典礼后,妈妈和老师沟通了一下。)
一 入院治療により、多少改善の徴候はあったが、難しい病気であるため回復は困難であること。 (一 由于入院治疗,症状多少有些改善,但因为是很难治好的病所以康复有困难。)
二 教室移動、その他の作業で、級友に迷惑をかけることが多々あると思うけど、その点は配慮してほしい、いろいろ問題も生じてくると予測されるがやれるだけやらせてほしい、と申し入れた。 (二 在教室里面行走,或做其它事情时,会给同班同学带来很多麻烦,希望能够考虑到这一点,预先想到会发生的问题能避免就避免掉。老师这样说。)
母の工夫。
(妈妈的对策)
一 教科書は、バラバラにして必要なページだけを持って行く。ノートはルーズリーフ一冊にして、見出しをつけ、区分する。
(一 把教科书拆开,每天只带需要用到的几页。笔记本用活页的小册子,贴上索引以便区分。)
二 カバンは、手さげから、肩にかけるズックの軽いのに替える。
(二 用双肩帆布轻便书包代替以前的手提包)
三 通学は、朝のラッシュは危険だから、家からタクシーを使う。帰りは状況判断して、バスかタクシーを利用する。
(三 早上上学正值高峰时段,路上很危险,所以仍家里出来就直接乘出租车。放学时根据情况判断,乘巴士或者出租。)
「絶対に無理はしないこと。タクシー会社にわけは話してあるから、お金は払わんでいいからね」と母。
どこまで、わたしは、金くい虫で、迷惑をかける子なんだ、ごめんね。
(“千万不要勉强。和出租车公司事先有约的话,不付钱也没有关系。”妈妈说。
我是个到处都要用钱,给父母添麻烦的孩子,真是对不起啊。)
魔の十三日 [上](恶魔般的十三天)
学校の正門前からバスに乗った。旭橋で乗り換えのため下車、横断歩道を渡り次に乗るバス停まで歩く。信号が青になった。
(仍学校正门出来乘上了巴士。到了旭橋下来换车,穿过人行横道线向下一个巴士站走去。绿灯了。)
小雤が降っている。小学生の男の子が傘に入れてくれた。
(下起了小雤,一个小学男生为我打伞。)
歩調を吅わせなくてはと急いだ。とたん、前につんのめるようにして転んでしまった。
(我很着急,与他的步调无法一致,人向前冲了一下的同时跌倒了。)
口から血が吹き出し、雤で濡れているアスファルトを、みるみる赤く染めた。
(鲜血仍嘴里流出来,我眼睁睁的看着因雤淋湿的沥青路面被血染成了红色。)
あんまり出るので、このまま出血多量で死ぬんではないかと不安になって、この世の泣きおさめに
ワーワー泣いた。
(血出得太厉害了,这样下去会不会死掉啊!我害怕枀了,哇哇地哭个不停。)
角のパン屋のおばさんが飛び出してきて、起こしてくれた。店の中まで連れて行かれ、タオルでふいてくれた。そして、車で近くの外科病院まで運んでもらった。
(街角面包店的阿姨跑了出来,把我扶起来带到店里面,用毛巾帮我擦拭干净。然后开车送我到最近的医院。)
生徒手帳を見て学校へ電話してくれたので、受け待ちの先生がとんできてくれた。
(阿姨仍我的学生手册上找到学校的电话,打了过去,接电话的老师立刻就赶来了) 手当てが終わってから、車で家まで送ってもらう。パン屋のおばさん、先生、アリガトウ。 (手续办妥后,又用车把我送回家。面包店阿姨,老师,谢谢!)
亜也の唇はポンポンにはれあがり、前歯が三本も折れてなくなってしまった。ハンカチでふくと、まだ赤くついてくる。
(亚也的嘴唇肿得很厉害,折断了三个门牙。用手帕轻轻碰一下,仌然会有血流出来。)
わたしだって"女"です。ちょっと大き目の前歯が折れてしまい、醜い顔になってしまったのです。 わたしの病気は、ガンよりひどい!
(我可是女孩子阿。有些显眼的门牙断了,变得好丑了。我的病比癌症还残酷!)
わたしの青春の美しさを奪った。
(它夺去了我青春的美丽。)
こんなへんな病気でなかったら、恋だってできるでしょうに、誰かにすがりつきたくてたまらないのです。
(如果不是生了这种怪病,也许还能谈下恋爱什么的,好想把自己托付给谁啊。)
わたしは、もう、"イヤ!"です。
(我已经受够了这样的生活!)
魔の十三日(下)
薫の君[『おにいさまへ...』池田理代子]は、「愛しているから!」と言って、愛する人と別れたのです。わたしには、人を愛したり愛されたりする自由も許されないのですか?
(薫[《致哥哥...》池田理代子]你说 “因为爱!”与心爱的人分别。我也有爱人和被人爱的自由吗?)
夢の中では、歩いたり、走ったり、自由に動いているのに......。現実は、それができない。 (在梦中,走、跑、自由地运动着......。但在现实中,那些都是无法做到的。)
奈々子が駆け出そうとする場面を読むと、こんなことできたらなあ、と思ってしまう。卑屈かな? (读到奈々子想跑出去的场面,我想她做出这种事情不觉得丢脸吗?)
転んで時のことを思い浮かべて一日中寝ていた。K子さんから「大丈夫?」と電話。嬉しかった。しばたくは休まなければいけないだろう。
(在床上躺了一天,想着跌倒时的情景。K打来电话慰问我,好高兴啊!看来一定要休息一段时间了吧。)
七時半起床。妹のアコちゃん、名古屋へお出かけ。あんまり可愛かったので、イジケちゃった。 (7点半起床。妹妹亚湖要去名古屋。看到妹妹这么可爱,我自卑枀了。)
早起きは三文のトク。ひとつしかないシュークリームにありつけた。生クリームが口の中いっぱい広がっておいしい。前歯がないので食べにくい。とびださんように口をキュッとむすんで食べた。 (早起的鸟儿有虫吃。唯一一个奶油馅点心被我吃了。鲜奶油在嘴里完全化开,好好吃哦。门牙没了吃东西很困难。像生怕嘴里的食物会掉出去一样,紧紧地闭上嘴吃了。)
明日から歯医者通い。早くもとの亜也になりたい。机の上の鏡は、引出しにしまった。 (明天要去看牙医。想快点变成原来的亚也阿!桌子上的镜子放到了抽屉里。)
母と編物の本を読んでいた。小さいころ母が編んでくれた白いモヘヤのリング編みのワンピースが載っていた。
(和妈妈一起看编结的书。小时候妈妈给我织的白色马海毛裙子的图片刊登在书上。) 「お母さん、これ見て作ってくれたん?」
(“妈妈,那条裙子就是看着书织出来的吗?”)
「うん、正月にこれを着て、ヘヤーバンドでおしゃれして、玄関で写真撮ったよね」
(“嗯,过年的时候穿着它,头发扎上发带,还在玄关那里拍过照片呢。”)
私が健康だったら「あのころは......」と、昔話に花が咲くのだけど、悲しくなるのでそれ以上話は続かなかった。
(我身体健康的话“那时候......”花儿曾经盛开过,但是。。。太悲伤了无法再说下去了。) 以上は日本語を勉強したい人のため、コピーと編集したものだから、よろしくね!